ロックンロールとお酒とテクノ

音楽と酒と妄想について

メタリカ 真実の瞬間

〜ジェイソン加入してからアンド・ジャスティス・フォー・オール発表後のある日〜


ジェイソン「あの〜、ラーズさんこないだ作ったアルバムCD貰ったんですが僕の壊れてるみたいです」

ラーズ「壊れとらんめーがバカが」

ジェイソン「いえ、僕のCDだとベースの音聴こえないしキックの音ペナペナ鳴ってますよ」

ラーズ「ああん?キサン俺のグレートサウンドばディスりよーとか?」

ジェイソン「い、いえ、決してそんなことは、、、」

ラーズ「あのキック音最高やろがい!スネアもカンカン鳴って超クール、これから流行るけんねー!サスティーンのないメタル」

ジェイソン「あと僕の音は?全然聴こえんとです、頑張ってプレイしたんですよラーズさん!」

ラーズ「ああん?自分で『頑張ってる』とか言いよううちは頑張っとらんったい、この糞スラッシュメタルが!」

ジェイソン「いや...でも...(半泣き)」

ラーズ「でも、じゃないったい!このフロットサムジェットサムが!キャン云わされたいとか!」

ジェイソン(泣いている)

ラーズ「気分悪かばい、おいお前良かけんパン買ってこい。俺マンハッタンな」

ジェイムズ「俺の分もな、無かったら駅までダッシュな」

ジェイソン「あ、はい、あの、お金は?」

ジェイムズ「ああん?」

ラーズ「ふざけとーとかてお前、いい加減正義の鉄拳が必要なごたるね」

ジェイソン「いえ、あの」

ラーズ「これでも喰らえ!メタルジャスティス!」

ジェイソン「ぎゃー!」


ジャスティス期からブラックアルバム期へ〜



ジェイソン「ラーズさん今回のアルバムどれも曲遅くないですか?」

ラーズ「はいはいスラッシュ脳スラッシュ脳」

ジェイソン「『ONE』がヒットしたからってまたバラードみたいなのやるんですか?」

ラーズ「奥義!メタルジャスティス!」

ジェイソン「ぎゃー!ラーズさん何するんですか!」

ラーズ「何ば言いよんか、最近はなパンテラが人気やしニルバーナとかも出てきとってこげんとが受けるったい、低脳メタル馬鹿が」

ジェイソン「バンド名に【メタル】って入ってるバンドじゃないですかぁ」

ラーズ「うちらは時代に寄り添う優しいメタルとぜ。あんまり口ごたえするとならミキシングでまたお前の存在ば消すばい」

ジェイソン「それだけは勘弁してくださいよ〜、家族や仲間に心配されてしま…」

ラーズ「奥義!メタルジャスティス!」

ジェイソン「ぎゃー!」

ラーズ「ごにゃごにゃ言うなて言いよろうが!フロットサムジェットサムの分際でからくさ!」

ジェイソン「ええ〜⁉︎僕メタリカじゃないんですかぁ〜泣」

ラーズ「奥義!キル・エム・オール!」

ジェイソン「ぎゃー!」

ラーズ「お前ごときがメタリカの看板背負える訳ねえだろ思い上がるなて」

ジェイソン「何で僕を入れたんですかぁ…」

ラーズ「うるせえ、パンば買ってこい、俺チョコザックロールな、あとクイッククエンチな」

ジェイソン「(ううう、、、こんなのバンドじゃねえよ、、、)」


ジェイソン「ラーズさん買ってきました、どうぞ」

ラーズ「おう、ん?お前これ何ね?」

ジェイソン「え?頼まれたクイッククエンチです」

ラーズ「奥義!ライド・ザ・ライトニング!」

ジェイソン「ぎゃー!」

ラーズ「キサン!俺がクイッククエンチって言うたらアイスに決まっとろうが!」

ジェイソン「ううう…アイスもあるなんて知りませんでした、てっきりガムだけかと…」

ラーズ「ほんとしょーもないヤツやな、ベースは聴こえんし買い物もロクに出来んし、お前今日からジェイソン・ザ・ウンコって名前な」

ジェイムズ「ゲラゲラ」

カーク「ニヤニヤ」

ジェイソン「」


〜ブラックアルバム期からロード期へ〜


ジェイソン「ラーズさん、新しいデモもらったんですけど僕のこれ多分違うバンドのやつです」

ラーズ「違わねえよウンコマン」

ジェイソン「や、モロにニルバーナみたいなのとかロックンロールとかあとカントリーまで入ってるんですよ」

ラーズ「だけんそれで合っとったい!ちゃんと練習しとけよハゲ」

ジェイソン「ええ〜!何か中途半端な歌とかあってメタリカじゃなくないですか?」

ジェイムズ「奥義!メタルジャスティス!」

ジェイソン「ぎゃー!」

ジェイムズ「いよいよ俺様までディスるようになったか、このフロットサムジェットサムの分際がメタリカば語るなちゃ」

ジェイソン「や、ジェイムズさん違うす」

ラーズ&ジェイムズ「口ごたえばするな!秘技!ダブルメタルジャスティス!」

ジェイソン「ぎゃーああああ!」

ジェイムズ「もうザクザクしたバッキングとかやりたくないったい、メタルとか古いったい!このウンコマンが!」

ラーズ「44マグナムも言いよったろうが、『メタルはダサい』と」

ジェイソン「メタリカがカントリーっておかしくないですかぁ…」

ジェイムズ「ああ言うたらこげん言うてからほんと口だけは達者やな、ミキシングでお前の存在消すだけじゃ足りんごたるね」

ラーズ「お前の将来から『明日』の2文字をデリートしちゃろうか?アンドゥもリドゥも効かん世界ばい」

ジェイソン「」

ラーズ「おいウンコマン、良かけんパン買ってこい、俺まるごとソーセージとドクターペッパーな」

ジェイムズ「俺ハムハムソフトフランスとチェリオな」

ジェイソン「そんなのどこに売ってるんですかぁ…」

ラーズ「奥義!メタルマスター!」

ジェイソン「ぎゃー!(何がメタルマスターだよ!)」


買い物途中のジェイソンの心の中

(何だよあいつらマニアックなやつばっか食いやがって!中学生かよ!奥義!じゃねえよガキかよ、くそーあいつら俺が加入してからメタルやってねえじゃねえかよ、ベースの音は聞こえないしよ畜生、ぜってーあいつら薬のやりすぎで何やっていいか分かってねえんだよ)


ジェイソン「ラーズさん買ってきましたよ、どうぞ」

ラーズ「。。。。」

ジェイソン「ラーズさん?」

ジェイムズ「あばばばばば」

ラーズ「。。。。」

ジェイソン「やべえ、やっぱこいつらめっちゃキマってるやん何もわからんごとなってるやん」


どうなる⁉︎メタリカ!→リロード編


ジェイソン「ラーズさん今回も(メタルでもないしアリスインチェインズみたいで)いいですね」

ラーズ「おう、ようやく解ってきたごたるね、このヌケ作が」

ジェイムズ「俺完全に歌に目覚めたばい、今回『昔は華やかだったけど今は枯れてる』って歌をマリアンヌフェイスフルに歌わせるとばい。ばりクールくない?」

ジェイソン「(枯れてる、とかそりゃてめーだろ、この偽トム・ウェイツが)へえ、そうなんですね攻めますねえ」

ラーズ「ようやく俺たちの愛の鉄拳が効いてきたようやなばばばばば」

ジェイムズ「あばばばばば」

ジェイソン「(あかん、何出しても売れるけん駄目や、この人達どげんもならん)」

ラーズ「あばばばばば」



リロード発売後〜



ジェイソン「今回も(駄作が残念ながら)売れてますね」

ラーズ「おいウンコマン来てみい、これば読んでみ」

ジェイソン「何すか、それ日本盤CDの帯じゃないですか、どれどれ『メタリカを超えられるのメタリカだけ!』ふむふむ」

ラーズ「そういうことや、解るやろ?」

ジェイソン「はあ〜(前作マジでメタリカじゃなかったやん、あんなんその辺のしょっぺえインディーズでも超えるわ)」

ラーズ「何か不満そうやな」

ジェイソン「いえ、とはいえ日本語版wikiにはこのアルバムの項目ありませんけどね」

ラーズ「何かムカつく!奥義!クリーピング・デス!」

ジェイソン「ぎゃー!」

ラーズ「相手ば見て口聞かなやろうが!」

ジェイソン「あ、そういえば今回のアルバム聴いてスレイヤーパイセンが『メタリカは終わった』って言ってます」

ラーズ「え?スレイヤーパイセンが。。。。?ガクガクブルブル、、、、」

ジェイソン「はい」

ラーズ「こ、こわい。。。。」

ラーズ「あの人ら、腕にトゲトゲ付けとうやん?あんなん反則やん?本当に強い人間はあんなん付けんけんね、あんなん弱い人間がすることやん?あ、今の誰にも言ったらいかんけんね、言ったらお前痛いとこ叩くけんな、分かっとーとや?駄目や一気に不安になってきた、コカイン、コカイン、濃ゆ〜いヤツ」

ジェイソン「」

ジェイソンの心の中

(あかん。もうあかん、このバンドはもう駄目や、次のアルバム下手したらU2とかオアシスみたいなってもおかしくないしな。メタルやる気ないわこいつら。よし辞めよう脱退理由は『痛いとこ叩くけん辞める』に決めている。おや?口から血が、、、早く発表しなばばばっはぁっはああぁばばばっあっはばばっば。。。。)



最終的にジェイソンもやばくなって終わる悲劇
次回はメタリカルー・リード物語の予定です