メタリカとルー・リードのルル物語
ジェイソンが抜けメタリック路線を取り戻していたメタリカのある日の事〜
ラーズ「ルーさん今回はよろしくお願いします!」
ジェイムズ「お願いします!」
ロバート「お願いします!」
カーク「お願いします!」
ルー「おう、何やったっけ?」
ラーズ「ルーさんが『ルル』作りたいとの事でオファーいただきまして」
ルー「ああ、そうやったな、お前ら『ルル』予習してきたとや?」
ラーズ「え?予習?」
ジェイムズ「あの、その、えっと…」
ルー「お前ら頭悪そうやもんな?中卒か?まあ観たとこで理解出来ねえか」
ロバート「そんな!」
ルー「おお、お前、そこのお前みたいなゴリラは字も読めんし言語も理解出来なさそうやしな」
ロバート「な⁉︎」
ルー「ところでキミ誰ね?」
ロバート「な⁉︎、僕は最近メタリカに入ったロバートっす、ロバート・トゥルージロっす、ベースっす」
ルー「あっそ、別に誰がどげんでもいいんやけど、まあ今日からお前の名前ロバート・ゴリラ二郎な」
ロバート「そんなぁ…(ジェイムズもゴリラやん)」
ラーズ「(ひでぇ…)」
ルー「じゃー、いっちょやるか、お前ら軽く即興やってみろ、あ、ギターはザクザクしたら殺すけんな」
ジェイムズ「うそ⁉︎」
カーク「僕は何したらいいですか?」
ルー「うむ、ラテン顔のお前はエモーショナルに弾け、それもたまにチョーキング弾く程度な、偽トム・ウェイツはとにかくザクザクやるなよ」
カーク「」
メタリカメンバー「ざわざわ、、、ざわざわ、、、」
ルー「あと鬱陶しいブレイクとかキメも要らんけんね」
ラーズ「え!だったらうちらでなくても…」
ルー「口ごたえをすんなちゃ!奥義!ホワイトライト・ホワイトヒート!」
ラーズ「ぎゃー!」
ルー「ほら、チビハゲ早よドラム叩いてんやい」
ラーズ「泣」
ラーズ「ドコタン、ドコタン」
ルー「おーおー、即興やとだっさいねーお前のフィル。ドラムやり始めの初心者かちゃチビハゲ!」
ラーズ「すみませんルーさん、着地点が見えません」
ルー「奥義!サテライト・オブ・ラブ!」
ラーズ「ぎゃー!」
ルー「着地点が見えんて?馬鹿かて!馬鹿でハゲでチビとねお前?着地点は作るもんばい、着地点とか何でも良かけど分かっとうことやったらわざわざやらんでいいんや、お?やけんハゲるとぜ!キサン分かっとーかキサン!」
ラーズ「ガクガクブルブル」
ジェイムズ「ガクガクブルブル」
ロバート「(この人ヤバい、ワイルドサイド歩く人やん)」
ルー「さーて次の餌食は誰ね?」
ジェイムズ「ルーさん、どの曲もバッキングが同じでツライす」
ルー「奥義!シスターレイ!」
ジェイムズ「ぎゃー!」
ルー「どの曲も同じとか無かろうもん!ひとつの曲も毎回やる度に違おうが」
ジェイムズ「???」
ルー「俺の代わり映えのないトーキングスタイルという名の念仏ばお前らの演奏で沢山の色付けばするったい!現代の『メタルマシーンミュージック』ば作るったい!」
ラーズ「え?現代の『ルル』作るんじゃないんですか?」
ルー「奥義!コニー・アイランド・ベイビー!」
ラーズ「ぎゃー!」
ルー「口ごたえばすんなちゃ」
ロバート「『メタルマシーンミュージック』作るのか『ルル』作るのか分からない上に制限多くて僕ら何やっていいか分かんないす」
ルー「(無視しながら)PVはこういうの作りたいっちゃんね」
https://youtu.be/XOibIxl3dLo
ジェイムズ「ルーさんェ…」
ラーズ「ルーさん、メタルに対して偏見持ちすぎっす」
ルー「しゃーしかと。だまれ、少しだまれ」
ジェイムズ「あとアルバム最後の曲はエンディングで僕らガツンとやった方が良くないですか?」
ルー「ああん?そげん俺にトランスフォームさせたかごたーね?」
ラーズ「」
メタリカメンバー「ッ⁉︎」
ルー「奥義!パーフェクトデイ!」
メタリカ一同「ぎゃーあああ!」
ルー「あの曲は弦で終わらせるけん美しいとぜ、なんでわざわざお前らのいなたい演奏でドッタンバッタンやらないかんとかちゃ、ほんとメタル脳のやつはどうなっとうとや」
ラーズ「僕らの持ち味を作品に活かしたいんです」
ルー「お前の持ち味て?そんなん要らんちゃ、己ば消せ、消して消してそれで残ったのがお前の持ち味ばい、エゴとかプライドば押し付けたらいかん。次また何か言うたら痛いとこば叩くけんね」
ラーズ「(イイ事言ってるっぽいけど信じていいのかな?)」
ルー「必要なのはお前らの人気だけやけん」
ラーズ「⁉︎」
ジェイムズ「え!そんな!意味分かりませんよ!」
ロバート「ウホウホ」
カーク(怖くて黙っている)
ルー「奥義!オール・トゥモローズ・パーティ!」
メタリカ一同「ぎゃーああああ!」
ルー「誰に口聞きようとかてコラ、お?キャン云わされたいとか?良かけん今すぐロボにならんか!」
メタリカ一同「ひいぃぃぃ」
ルー「こうなったら仕方ない、他人の技だが、奥義!ミスターロボット!」
ラーズ「ドモアリガト、ドモドモ、ハイ、メタルマシーンミュージックヲヤリマス、ドモドモ」
ルー「うむ、ようやく分かったようやな、俺がおらん時は床ば掃除できるごとの機能も付けとけよ」
ルル発表後〜
ラーズ「ルーさん大変です!」
カーク「イラッシャイマセ(ペッパーへ改造済み)」
ルー「どげんしたね?『ルル』が世界中でナンバー1になったね?まああれだけの作品やけんねー。既存ファンと新規キッズも巻き込んで盛り上がっとうやろ」
ラーズ「いえ、逆です、ナンバー1になってる国はひとつもありません、あとamazonレビューを中心に超叩かれてます」
ルー「な…なんだと……?」
ラーズ「特に僕たちメタリカが叩かれてます、ルーさんどうしてくれるんですか!ルーさんの言いなりになったらこのザマですよ!」
ロバート「ウホッ!ウホウホ!(野生に逆戻り)」
ジェイムズ「ウィーン、ガシャン、クルクル〜(床掃除)」
カーク「イラッシャイマセ」
ルー「何ね、それならまあいいやん、売れんかったのはお前らのせい、お前らの努力が足りんかったったい、あとPVが酷い」
ルー「俺はスタイル変えとらんけんねー、まあ今回は俺そげんギターも弾いとらんけん演奏に対しても何の責任もないばい、まあお前らは今後は今回失った信用を取り戻すのに頑張ればいいやん?せいぜい頑張ればいいやん?」
ラーズ「ぐぬぬ、、、(唇を強く噛み締め血を流しながら泣いている。震えながら泣いている、泣きながら、ウィーン、ガシャン、クルクル〜)イラッシャイマセ〜」
完
人造人間キカイダーの1巻を読んでロボットにも誇りがある事を知りました