ロックンロールとお酒とテクノ

音楽と酒と妄想について

アクセル・ローズのチャイニーズ・デモクラシー物語

アクセル「おい、ディジー!ディジーて!」

ディジー「はい!何でしょうかアクセルさん」

アクセル「お前、下の名前何やったっけ?」

ディジー「なッ⁉︎」

アクセル「ディジー・ストラドリン?」

ディジー「それあんたの幼馴染の名前やんね、ほぼ」

アクセル「何てやキサン、くらされたいとか?」

ディジー「すみませんほんとすみません、ところでアルバム出来そうですか?」

アクセル「秘技!ロケットクイーン!」

ディジー「ぎゃーーー!」

アクセル「お前、まだ禁句について分かっとらんごたーね?」

ディジー「ひいぃぃぃ」

アクセル「俺に対して禁句っつーたら『アルバムまだ?』『スラッシュ』『ダフ』『マット』『チャイニーズ・デモクラシー』『スタン・ハンセン』それからそれから、、、、」

ディジー「ひいぃぃぃ」

アクセル「奥義!パーフェクト・クライム!」

ディジー「ぎゃーーー!」

アクセル「いちいちギャーとか言うなちゃアホが」

ディジー「」

アクセル「俺さー、チャイニーズ・デモクラシーば作りよってからくさ、どこのギターが誰やったとか、そん時のプロデューサーとかエンジニアが誰やったとか覚えとらんちゃんね」

ディジー「、、、何ですって、、、?」

アクセル「お前の下の名前何やったっけ?」

ディジー「⁉︎」

アクセル「何やキサン、何やその顔は!やるとかキサン!」

ディジー「(泣きながら)うううう、悲しいす、オレ、、、オレは、、、辞めていった他のメンバーより長くこのバンドに在籍してるのに、、、」

アクセル「奥義!ペイシェンス!」

ディジー「ぎゃーーー!」

アクセル「キサン、バイトのくせして何ば言いようとかて!ボコボコされたいとや?」

ディジー「えええ!僕バイトなんす?こんなに頑張ってきたのに、、、(号泣)」

アクセル「奥義!ドント・クライ!」

ディジー「ぎゃーーー!」

アクセル「何ば言いようとか!性根がLAメタルの分際のくせして。お前レッド・ツェッペリンにキーボードがおるか?クイーンにキーボードがおるか?モトリー・クルーにキーボードがおるか?ああ!?」

ディジーモトリー・クルーLAメタルです」

アクセル「秘技!シャウト・アット・ザ・デビル!」

ディジー「ぎゃーーー!」

アクセル「大体がな、自分で『頑張ってる』とか言うようやつ頑張っとらんけんな?頑張りよう人は何もそげんこと言わん。やけん軽々しくそげん言いよったらお前ポイズンに入れるけんな?それともファスター・プッシー・キャットのが良かか?」

ディジー「」

アクセル「そういや今モトリーパイセンの悪口ば言うたね?、、、、奥義!ママキン!」

ディジー「ぎゃーーー!(それエアロやん)」

アクセル「どげんでも良いんやけどそろそろアルバムば出さな金無いっちゃんね、ミキシングしまくってよく分からんごとなってきたと」

ディジー「」

アクセル「最初ナイン・インチ・ネイルズみたいとば作りたかったんやけど途中からエルトン・ジョンみたくしたくなってきて訳分からんちゃん」

ディジー「今どきインダストリアル流行んないっすよ」

アクセル「奥義!アインシュテュルツェンデ・ノイバウテン!」

ディジー「ぎゃーーー!」

アクセル「何ば言いとかキサン!お前という人間ば半分にされたいとか!このアルバム作り出した頃は最先端やったとぜインダストリアル」

ディジー「(そんなの10年以上前じゃん、、、)」

アクセル「あ、そう言えば最近良かバンド見つけたっちゃんね、やっぱオレもこげなロックやりたかばい」

ディジー「アクセルさんが最近のバンド好きになるって珍しいですね、何てバンドですか?」

アクセル「ヴェルヴェット・リヴォルヴァーって言うったい」

ディジー「なッ!?」

アクセル「ヴって字が沢山あってカッコ良かよな?オレもヴァンズ・ヴァンド・ヴォーゼスとかにしようかいな」

ディジー「そのバンドってアクセルさんがクビにした人達で構成されてますよ」

アクセル「何でや!嘘やん!大体あいつら何であっちであげんことしよるんか、こっちでやれちゃ、あとアイツ何やったっけ?プロレスラーみたいなドラムのやつ」

ディジー「(あんたもプロレスラーやないか、、、)」

アクセル「何やその目は!奥義!ウエスタンラリアット!」

ディジー「ぎゃーーー!(まじスタンハンセンやん、、、)」

アクセル「ああ、そういえばマットやったな、あいつ何であっちじゃあげん良かビートしよるんや?こっちではどの曲も感情無いハードロックやったとに」

ディジー「(あんたがすぐ奥義!だの秘技!だの言うけんビビってスウィングしきらんやったんやろ、、、)」

アクセル「何かその目は!何か言いたそうやな、まあ良かたいそろそろチャイニーズ・デモクラシー出しちゃるかな」

ディジー「」



チャイニーズ・デモクラシー発表後〜



ディジー「アクセルさん!大変ダニ!大変ダニ!」

アクセル「どげんしたね?チャイニーズ・デモクラシーが初登場1位のニュースね?バカ売れしとろうね〜」

ディジー逆ダニ!全然売れてないダニ!」

アクセル「、、、何て、、、、?」

ディジー「アマゾンレビューでめちゃめちゃ叩かれてるダニ!『こんなのガンズじゃない』って意見が占めてるダニ!ブックオフで280円コーナーダニ」

アクセル「何だって、、、?つーか何かお前の語尾がむかつく!秘技!マダガスカル!」

ディジー「ぎゃーーー!」

アクセル「えええ、、、まじ売れとらんとか?アレ完成までに14億円くらい掛けとるとぜ?どげんやってリクープしたら良いとや、、、?」

ディジーは気絶

アクセル「どこで、、、どこで躓いたんや、、、」

ふわふわ〜
天使アクセル「やっぱりスラッシュやダフに謝るべきだよ!」

アクセル「やっぱりそれしか無いかいな」

ばさばさ〜
悪魔アクセル「このまま突っ走ろうぜ、昔のやつら呼び出しても金が掛かるし今のままでも儲かるぜ?」

天使アクセル「ちがうよ!アクセルはやっぱりスラッシュ達といることで輝くんだよ!」

悪魔アクセル「スラッシュとかただの頭もじゃもじゃデブおじさんじゃねえか、アクセルの役に立つとは思えんな」

アクセル「あああ〜オレはどうしたらいいダニ〜、今更謝りづれえダニ〜、そういえばノーヴェンバーレインのPVってめちゃめちゃダサかったダニ、何であんなもん作ったダニか、あの辺からおかしかったダニ」

悪魔アクセル「成功は良いよな、性行も良い」

天使アクセル「失敗からの成功だよ!お酒での失敗で成功はないよ!成功と性行も一緒にしちゃダメだよ!」

アクセル「あばばばば」




〜fin〜